東京株式(寄り付き)=反落、世界景気減速への懸念で利食い優勢
14日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比177円安の2万1638円と反落。
前日の米国株市場では主要指数が高安まちまちの展開でNYダウは小幅続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック指数はマイナスだった。貿易摩擦の影響による世界景気減速への懸念が根強く、ECB理事会後にドラギ総裁がユーロ圏の経済見通しについて下方リスクを示唆したこともマーケットのセンチメントを悪化させている。東京市場では日経平均が前日までの2日間で670円の上昇をみせており、目先利益確定売りが出やすいタイミングだった。朝方発表された日銀短観は市場コンセンサスを若干上回ったが、影響は限定的となっている。なお、きょうはメジャーSQ算出に伴い全体売買代金は通常よりも膨らむ見通し。
寄り付き時点で業種別では33業種中、卸売、証券、保険を除き安い。値下がりで目立つのは、精密機器、銀行、海運、空運など。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。