反発もつかの間。まだまだ上昇のタイミングではない?= フェアトレード 西村剛
13日の日経平均は前日比137円94銭安。
午前中は12日の米株市場が上げた影響で上昇したものの午後には下落に転じ、円高も進んで売りが先行し、自動車株や銀行株などが売られた。
【2月13日15時時点の為替相場】
円相場は、13日15時04分時点では1ドル=108円24~25銭と、前日17時時点に比べ91銭の円高・ドル安水準で推移。
時間外の米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識した円買いが進行した。
【2月14日に注目の業種】
為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。
<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種
1.鉄鋼(前週比-8.77%)
2.建設(同-9.49%)
3.ガラス・土石製品(同-11.40%)
4.石油・石炭製品(同-12.44%)
これらのうち石油・石炭製品は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
もし為替がこのまま円高に向かうのであれば日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくないため、2月14日の日本株は【前日と同水準を保つ】と予測する。