米中間選挙情勢 世論調査は民主党がやや優勢、今後の状況に注意
11月3日に迫った米中間選挙が迫ってきました。2月末からの米国とイランの軍事衝突前までは、共和党がやや優勢との見方もありましたが、中東情勢が長引き、原油高から米国の物価高が進む中で、与党共和党の支持率が低下しました。もっとも、共和党、民主党ともに固定の支持層もあり、両者が互角という状況が続いていました。
しかし、ここにきて再び原油高が強まる中で、共和党の支持率がもう一段低下しました。現状では下院で民主党がかなり優勢、上院も民主党が勝利する可能性が高まってきました。
現時点での世論調査での情勢分析を確認すると、上院はほぼ確定的な議席数が非改選を含めて共和党が47、民主党が45、ほぼ互角(世論調査での差が5%未満)が8となっています。上院は同数の場合、副大統領の一票で決定されるため、共和党は50で過半数となります。そのため、共和党がやや有利に見えますが、互角の8議席の状況は、民主党が小幅ながら優勢が7、共和党が小幅ながら優勢が1となっており、このまま進むと民主党が勝利します。
下院は共和党が201、民主党が214となっており、ほぼ互角が20となっています。218議席で過半数のため、民主党はほぼ互角の20議席のうち4議席を押さえれば勝利となります。このまま民主党の優勢が続くと、トランプ大統領の求心力低下が強まり、強引な政策運営が抑えられるといった期待が広がります。中間選挙を前に、各メディア・調査会社の世論調査がこの後も多数行われ、状況の更新が進みますので、今後の動向に注意が必要です。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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