世界経済フォーラム、ラガルド総裁に次期議長への就任を引き続き打診
ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)は、次期議長への就任をラガルドECB総裁に引き続き打診している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。今週開かれたWEF理事会でもこの問題が協議された。
ラガルド総裁は就任を受け入れる用意があるもよう。ただ、WEFと創設者で前議長のシュワブ氏との対立が完全に解消されたことを確認したい意向だという。
ラガルド総裁は以前からWEF議長の有力候補とされてきた。シュワブ氏が2025年4月に突然退任して以降、就任観測が一段と強まっている。シュワブ氏は財務上の不正疑惑を巡る調査を受ける中で退任したが、最終的に不正行為は認定されなかった。ただ、双方の緊張関係はその後も続いている。
ラガルド総裁が任期途中で退き、WEFへ移るとの観測は、同総裁自身の発言でも強まっている。ラガルド総裁の任期は2027年10月までだが、任期を全うするとは明言せず、この問題に関する質問を度々かわしてきた。
ラガルド総裁もメンバーを務めるWEF評議員会は18日、ジュネーブ近郊にある本部で対面会合を開いた。現在はロシュのホフマン副会長と、ブラックロックのフィンクCEOが共同議長を務めている。
ECBでは、ラガルド総裁の後任候補を巡る動きがすでに始まっている。オランダ政府は、同国の候補としてクノット・前オランダ中銀総裁を支持。ドイツは、ドイツ連銀のナーゲル総裁を候補に指名するか検討している。スペインも候補擁立に意欲を示しており、スペイン中銀の前総裁で、現在は国際決済銀行(BIS)を率いるデコス氏を支持する見通し。
執筆者 : MINKABU PRESS
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