続落、5月以来の安値を更新=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=57.46(-0.81 -1.39%)
米中貿易戦争の激化による世界的な景気悪化や石油需要の下振れが引き続き警戒されている。中国商務省は「レアアース輸出規制は輸出禁止とは異なる」との認識を示し、中国に対する100%の追加関税を修正するよう要求したものの、トランプ米政権が対抗措置発動を見直す兆候は見られず。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことも重し。ただ、原油在庫の増加は製油所稼働率が85.7%まで急低下したことが背景。冬場の需要期に備えて、定期改修に入る製油所が多い。
時間外取引で11月限は堅調。一時59.11ドルまで強含んだが、通常取引開始後は売りが優勢。57.26ドルまで下落し、中心限月として5月以来の安値を更新した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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