東京株式(前引け)=反落、主力株軟調も中小型株物色は旺盛
3日前引けの日経平均株価は前営業日比123円90銭安の4万2186円59銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億5177万株、売買代金概算は2兆599億円。値上がり銘柄数は975、値下がり銘柄数は584、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株などが戻り売りに押され、日経平均は反落した。前日の欧州株市場が全面安となったほか、米国株市場でもNYダウが一時600ドル近い下げを見せるなどリスク回避ムードで、東京市場もこの流れを引き継いだ。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことなどを追い風に途中下げ渋り、プラス圏への浮上を目前に捉える場面もあったが、その後は再び売りが優勢となった。もっとも中小型株を中心に個別株の物色意欲は活発で、値上がり銘柄数が全体の6割を占めるなど値下がり数を大きく上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が下値模索を続けているほか、三菱重工業<7011>も下落した。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りが優勢。アステリア<3853>が急落、ほくほくフィナンシャルグループ<8377>、ミガロホールディングス<5535>も安い。半面、フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>が堅調、ソシオネクスト<6526>、JX金属<5016>が買われた。キーエンス<6861>も上昇した。インターメスティック<262A.T>が急騰、内田洋行<8057>も値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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