米10年債利回り上昇も2年債は下げ イールドカーブは一気にスティープ化=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)(日本時間05:29)
米2年債 3.748(-0.015)
米10年債 4.287(+0.104)
米30年債 4.753(+0.134)
期待インフレ率 2.232(+0.026)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、米10年債利回りが上昇。FRBが追加利下げに慎重な姿勢を変えない中、政策金利に敏感な2年債利回りは下げたものの、10年債など長期ゾーンは上昇している。
関税の影響による高インフレの長期化への警戒のほか、中国が報復措置としてドル資産を売却するのではとのレポートも出ていたことも、米国債の下落(利回り上昇)を誘ったとの指摘も出ている。
この日は3年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回る冴えない入札となった。
2-10年債の利回り格差は+56(前営業日:+41)とイールドカーブは一気にスティープ化している。
*米3年債入札結果
最高落札利回り 3.784%(WI:3.760%)
応札倍率 2.47倍(前回:2.70倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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