利上げ観測を後押しか 金属労協の賃上げ要求が過去最高 日銀にとって前向き材料
利上げ観測を後押しか 金属労協の賃上げ要求が過去最高 日銀にとって前向き材料
全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)が今年の春闘で過去最高の賃上げを要求しているという。昨年に続き賃上げの勢いが継続しており、政策判断の賃金の動向を注視している日銀にとって前向きな材料になるとの声。
金属労協は自動車総連や電機連合など5つの産業別労働組合で構成されており組織人員は延べ200万人。きょう発表した要求額の集計によると月平均「1万4149円」の賃上げを要求、昨年は「1万2000円以上」だった。
3月19日の日銀金融政策決定会合を前に重要指標などが発表される。あすは東京都2月の消費者物価指数のほか、小売売上高、スーパー売上高。3月4日には第4四半期の設備投資と企業利益。5日には内田日銀副総裁の講演。10日には1月の実質賃金。11日にGDP確報値、12日に2月の企業物価指数が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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