【本日の見通し】米消費者物価指数待ちの展開
【本日の見通し】米消費者物価指数待ちの展開
トランプ大統領の動向に左右される展開が続いているが、今日に関しては22時半の米消費者物価指数(CPI)待ちとなりそう。トランプ関税に対する反応への警戒は残るが、円高の動きがやや一服しており、今日の米CPI次第ではドル高円安となる可能性が十分にある。1月はガソリン価格がややしっかりも、住居費の伸び鈍化傾向などが継続しているようとみられ、全体では12月と同水準の伸び、食品とエネルギーを除くコア指数は12月より小幅な伸び鈍化が見込まれている。ただ、サービス価格上昇などが予想を超える動きを見せてきて、少し強めに出る可能性も十分にあり、警戒が必要。
ドル円は152円台での推移を中心に上下ともにリスク。米中の関税に関する協議などに進展が見られると動きが出る可能性がある。
なお、昨日の上院銀行委員会に続いて、今日は下院金融サービス委員会でパウエル議長の議会証言が行われる。報告書自体は同一で、注目は質疑応答。金融調整を急ぐ必要はないとの姿勢を昨日も踏襲しており、無難な通過が見込まれている。
ユーロドルはややしっかり。昨日は1.03割れで買いが出ており、上をトライする流れ。勢いはそれほどなく、ゆっくりした動きか。
ユーロ円はドル円での円売り、対ドルでのユーロ買いの両面から上昇し158円台に乗せてきた。ユーロドル同様にしっかりした動きがこの後も見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
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執筆者 : MINKABU PRESS
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