反落も、米国によるイラン制裁の立て直しを意識=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=72.70(-0.46 -0.63%)
ニューヨーク原油の2025年3月限は反落。トランプ米政権による対中関税が発動した一方、中国政府が報復措置として石炭や液化天然ガス(LNG)などに最大15%の追加関税を課すと発表したことから、世界経済の悪化懸念が強まった。ただ、トランプ米大統領が核兵器の保有に向けて前進しているイランに対して、大統領覚書で最大限の経済的圧力をかけるよう米財務長官に命令したことから、安値から大きく切り返して引けた。
時間外取引で3月限は下落し、通常取引序盤には70.67ドルまで一段安となった。その後、買い戻しが強まると一時73.35までプラス転換したが、プラス圏を維持できず押し戻されて引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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