米10年債利回りは上昇 イールドカーブのスティープ化が拡大=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間06:27)
米2年債 4.326(-0.002)
米10年債 4.629(+0.047)
米30年債 4.820(+0.050)
期待インフレ率 2.353(+0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場、米10年債利回りは上昇。薄商いの中、FRBの今後の利下げがより緩やかなものになるとの見通しを織り込み、米国債の長期ゾーンのリスクプレミアムを織り込む中、まちまちの展開となった。
投資家は、インフレがなかなか収まらない兆候が見られる中、トランプ次期大統領の財政政策が赤字を拡大させ、米国の債務負担を増大させる可能性が高いと予想している。そのため、長期ゾーンに対して追加の利回り補償、つまり期間プレミアムを要求している。
NY連銀が今週発表した米国債の期間プレミアムの指標は、2023年10月以来の高水準に上昇していた。
2-10年債の利回り格差は+30(前営業日:+25)と、イールドカーブはスティープ化が拡大している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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