ダウ平均は小幅高 サンタクロース・ラリーへの期待根強い=米国株序盤
NY株式26日(NY時間11:43)(日本時間01:43)
ダウ平均 43346.76(+49.73 +0.12%)
ナスダック 20032.20(+1.07 +0.01%)
CME日経平均先物 39750(大証終比:+260 +0.66%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。下落して始まったものの、動きが一巡すると下げ渋っている。序盤は、IT・ハイテク株を中心に、クリスマス週の間に市場が利益の一部を吐き出すと見ていたようだが、下値での押し目買い意欲は根強いようだ。サンタクロース・ラリーへの期待は根強い。
これまでのところ、今週のS&P500は1.8%上昇しているが、ダウ平均は1%ほどの上昇に留まっている。一方、ナスダックは2.3%上昇。
投資家はサンタクロース・ラリーへの期待を高めている。それは年末の5営業日と1月の最初の2営業日に起こる現象だが、1950年以来、この期間におけるS&P500の平均リターンは1.3%で、平均7日間のリターン0.3%を大きく上回っている。本日は2営業日目にあたる。
一部からは「今年のサンタクロース・ラリーはどうなるかまだわからない。この時期は取引は少なく、機関投資家もあまり取引を行わず、個人投資家中心の取引が多くなる。そのため、年末の状況が必ずしも1月と2月の指標になるとは限らない」といった声も聞かれる。
医薬品のRAPTセラピューティクス<RAPT>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を10ドルとした。
仮想通貨関連株が軟調。ビットコインが再び利益確定売りに押されており、関連株も下落。
高性能熱管理テクノロジー開発のクーラー・テクノロジー<KULR>が急伸。同社は以前に発表したビットコイン財務戦略の一環として217.18BTCを約2100万ドルで購入したことを明らかにした。
エバークォート<EVER>が上昇。同社は保険業界向けに顧客と保険会社をマッチングするオンラインマーケットプレースを手掛ける。アナリストが投資判断を「買い」から「強い買い」に引き上げ、目標株価を35ドルに設定した。直近終値よりも91%高い水準。
マイクロストラテジー<MSTR> 344.63(-13.55 -3.78%)
コインベース<COIN> 273.40(-6.22 -2.22%)
MARA<MARA> 19.65(-0.50 -2.49%)
ライオット<RIOT> 11.65(-0.02 -0.17%)
ナノ・ディメンション<NNDM> 2.68(+0.16 +6.35%)
RAPT<RAPT> 2.06(+0.33 +19.08%)
クーラー・テクノロジー<KULR> 4.55(+1.13 +32.89%)
エバークォート<EVER> 20.18(+1.86 +10.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。