ECB、利下げは急ぐべきではない ラトビア中銀総裁=NY為替
午後に入ってユーロ円は156円台半ばと本日高値圏での推移が続いている。本日の為替市場はドル安・円安の動きが見られる中でユーロ円は買い戻しが優勢となっている。本日は一時155円台前半に下落する場面が見られたが、8月初旬の混乱時の安値水準である154円台半ばの水準は維持されている格好。
先ほどECB理事のカザクス・ラトビア中銀総裁の発言が伝わっていたが、ECBは追加利下げを講じる予定だが、インフレリスクが依然として残る中、行動を急ぐべきではないと主張している。
「われわれはECB理事会において、今年すでに2回の利下げを実施しており、これはターミナルレート(最終到達点)ではない」と述べた。同総裁はまた「借り入れコストは依然としてかなり制限的ではあるものの、金利がいつ引き下げられるかはサービスインフレの動向と欧州の失速した経済見通しにかかっている」とも語った。
EUR/JPY 156.41 USD/JPY 140.62 EUR/USD 1.1122
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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