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アジア株 上海株は1%上昇 住宅市場やや改善、豪州株上げ縮小、雇用統計受け利下げ期待後退

株式 

アジア株 上海株は1%上昇 住宅市場やや改善、豪州株上げ縮小、雇用統計受け利下げ期待後退

東京時間11:10現在
香港ハンセン指数   17132.12(+18.76 +0.11%)
中国上海総合指数  2878.29(+27.85 +1.01%)
台湾加権指数     21973.54(-53.71 -0.24%)
韓国総合株価指数  2644.50(休場)
豪ASX200指数    7866.40(+15.70 +0.20%)

アジア株は高安まちまち。注目の米消費者物価指数は前年比で伸びが鈍化した一方で前月比では伸びが再加速した。前年比でのインフレ鈍化を受け9月の米利下げ確実との見方が強まった。ただ、50bpの大幅な利下げ期待は後退しており株式市場にはやや失望感が広がっている。それでもポジティブ材料には変わらず。特に香港は金融政策を米国に連動させているため香港も9月に金利引き下げを開始する可能性が非常に高い。

豪州株は上げ幅を縮小、雇用統計を受け年内豪利下げ開始期待がやや後退している。豪州7月の雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回る増加となった。ただ一方で、失業率は4.1%から4.2%に悪化した。

上海株は1.01%高。続落して始まったが住宅統計を受けプラス圏に転じている。中国7月の新築住宅販売価格、中古住宅販売価格ともに前回から下落ペースがやや鈍化した。とはいえ、下落幅の縮小は小幅だった。相次ぐ不動産支援策受けてもなお回復ペースは鈍いままだ。ただ、ひとまず回復に向かっているとの期待感は広がっている。また、7月小売売上高が前年比+2.7%と予想を上回ったことも好感されている、夏休みシーズンで旅行・観光の消費が拡大した。

上海株プラス転換受け香港株もプラスに転じている。招商銀行や中国工商銀行、中国銀行など金融株の一角が上昇している。本日決算発表が予定されているアリババは2.5%安。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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