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東京株式(大引け)=前日比2216円安、米景気後退懸念で全面安商状

株式 

 2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。米景気後退懸念が強まるなか、日経平均株価の下落幅は2000円を超え3万6000円台を割り込む全面安となった。

 大引けの日経平均株価は前日比2216円63銭安の3万5909円70銭。プライム市場の売買高概算は29億7030万株。売買代金概算は6兆6429億円となった。値上がり銘柄数は14、値下がり銘柄数は1626、変わらずは5銘柄だった。

 前日の米株式市場は、米7月ISM製造業景況指数が予想を下回り、景気後退懸念が膨らんだことを受け、NYダウは494ドル安と急落。ナスダック指数も大幅安となった。特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7%超下落した。この流れのなか、東京株式市場には売りが膨らみ、寄り付き後に3万7000円台を割り込むと下げは加速し下落幅は2000円を超えた。前引けにかけてやや値を戻す場面もあったが、後場に入り再び売り直され3万6000円台を割り込んだ。今晩の米7月雇用統計の発表を控え警戒感も膨らんだ。東証プライム市場の値上がり銘柄数は全体の約1%にとどまる全面安で、下落幅は1987年10月20日(3836円安)に次ぐ歴代2位だった。半導体関連株が急落し、銀行や自動車株などが軒並み安に売られた。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅安となり、ソフトバンクグループ<9984>や信越化学工業<4063>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が下落し、東京海上ホールディングス<8766>や第一生命ホールディングス<8750>も安い。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が売られ、三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、ソニーグループ<6758>も下落した。

 半面、日本製鉄<5401>やアステラス製薬<4503>、武田薬品工業<4502>が値を上げ、コナミグループ<9766>や日本ハム<2282>、JVCケンウッド<6632>が逆行高となった。

出所:MINKABU PRESS

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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