米クレジットカード延滞の割合が2012年以降で最高
フィラデルフィア連銀の発表によると、米クレジットカード残高のうち返済期限を過ぎた分が占める割合が2012年以降で最高となったと報告している。1-3月はクレジットカード残高の約2.6%が支払期日を60日過ぎていた。この比率は、パンデミックで各種支援プログラムがあった2021年には1.1%にまで低下していた。30日と90日の延滞の比率も1-3月に上昇し、どちらも2012年以来の高水準となった。
パンデミック期に積み上がった家計の貯蓄は消費者が物価高を乗り切る助けとなってきたが、そのクッションがすり減っていることで消費の活力が失われ、経済全体に影響が及びつつあることが示されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。