東京株式(大引け)=208円高、円安追い風に朝安後に切り返す
24日の東京株式市場は主力株を中心に総じて買い優勢の地合いで日経平均株価は反発した。引け際に伸び悩んだものの3万8800円台を回復した。
大引けの日経平均株価は前営業日比208円18銭高の3万8804円65銭と反発。プライム市場の売買高概算は13億8644万株、売買代金概算は3兆4666億円。値上がり銘柄数は1124、対して値下がり銘柄数は476、変わらずは46銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方は軟調な地合いだったが下値は固く、後場は幅広い銘柄に物色の矛先が向き、日経平均は上げ幅を徐々に広げる展開となった。前週末の欧州株市場で主要国の株価が総じて売られ、米国株市場でもNYダウはわずかにプラス圏を維持したが、半導体関連などハイテク株には売りが目立つ状況だった。しかし、東京市場では足もとで進む円安を拠りどころに輸出セクターを中心に買い戻す動きが強まった。後場に入ると先物主導で日経平均は上げ幅を広げ、300円超の上昇で3万8900円台まで水準を切り上げたが、引け際に大口の手仕舞い売りが観測された。値上がり銘柄数は1100を上回り、プライム上場銘柄の7割近い銘柄が高く引けた。ただ、全体売買代金は3兆4000億円台と低調だった。
個別では、売買代金首位となったレーザーテック<6920>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も商いを伴い上昇した。トヨタ自動車<7203>が堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。TDK<6762>が活況高、ニデック<6594>も値を上げた。ティーガイア<3738>が一本値でストップ高配分となり、エムアップホールディングス<3661>、トリケミカル研究所<4369>、ビジョン<9416>が値を飛ばした。日本電子<6951>の上げ足も目立つ。
半面、売買代金2位のディスコ<6146>が軟調、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ダイキン工業<6367>なども安い。メルカリ<4385>が大きく売られ、リクルートホールディングス<6098>も下値を試す展開に。KADOKAWA<9468>が急落、U-NEXT HOLDINGS<9418>、エンビプロ・ホールディングス<5698>が大幅安となったほか、寿スピリッツ<2222>なども値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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