ダウ先物は上昇 次の材料探しの中、期末要因のポジション調整が続く=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:45)(日本時間21:45)
ダウ先物 39759(+60.00 +0.15%)
S&P500 5291.50(+13.25 +0.25%)
ナスダック100先物 18572.75(+59.25 +0.32%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100は上昇しており、本日の米株式市場は反発して始まりそうだ。ただ、先週のFOMCを通過して次の材料探しの雰囲気の中で、期末要因のポジション調整が続いている。
FOMCを受けて市場は利下げ期待を復活させているが、米経済指標が低下し、FRBの本格的な利下げ着手が視野に入るまでは、まだ不透明感も根強いようだ。
買われ過ぎの領域に入ったとの指摘は依然根強いものの、いまのところ投資家はまだ、株式をアンダーウエイトにすることはできないとの指摘も出ている。なお乗り遅れている投資家もたくさんおり、そのような人たちは、参入しようと躍起になる可能性があるという。ソフトランディング、FRBの支援、それにまだ本格的に参入できていない機関投資家が組み合わさることで、上昇相場はまだ続く可能性があるとしている。
一方、株価のバリュエーションが業績予想に見合っていないのではないか、投資家が大手ITに過剰に投資しているのではないかという懸念も根強い。今年も株式市場にとって支援的な環境が続くと見ているが、現在の良好な金融環境がいつまでも続くわけではなく、地政学も依然として流動的で不透明だとの声も聞かれる。
トランプ前大統領が率いるメディア企業の株式公開を目指した特別買収目的会社(SPAC)デジタル・ワールド・アクイジション(DWAC)は、トランプ氏のソーシャルメディア会社との合併手続きが前日に完了したのに伴い本日からトランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>として取引される。時間外で大幅高。
ドーナツのクリスピー・クリーム<DNUT>が時間外で大幅高。マクドナルド<MCD>が、ケンタッキー州の2都市160店舗でのテストに続き、同社のドーナツを全米のマクドナルド店舗で販売すると伝わった。
ストレージのシーゲイト・テクノロジー<STX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の73ドルから115ドルに引き上げた。
(NY時間08:55)(日本時間21:55)時間外
クリスピー・クリーム<DNUT> 14.65(+2.20 +17.67%)
トランプ・メディア<DJT> 60.26(+10.31 +20.64%)
シーゲート<STX> 91.98(+3.77 +4.27%)
アップル<AAPL> 170.29(-0.56 -0.33%)
マイクロソフト<MSFT> 424.70(+1.84 +0.44%)
アマゾン<AMZN> 180.87(+1.16 +0.65%)
アルファベット<GOOG> 151.67(+0.52 +0.34%)
テスラ<TSLA> 178.35(+5.72 +3.31%)
メタ<META> 505.16(+2.14 +0.43%)
エヌビディア<NVDA> 957.77(+7.75 +0.82%)
AMD<AMD> 180.03(+1.40 +0.78%)
イーライリリー<NVDA> 772.50(-0.64 -0.08%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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