上下動も前日終値付近に戻す動き、ドル円１５０円付近 米ＦＯＭＣ議事録を控えて＝ロンドン為替概況

上下動も前日終値付近に戻す動き、ドル円１５０円付近　米ＦＯＭＣ議事録を控えて＝ロンドン為替概況

　ロンドン市場は、方向性に欠ける振幅となっている。ドル円は前日ＮＹ終値水準の150.00付近を挟んだ上下動。東京午後の149.85近辺を安値にロンドン序盤には150.20近辺まで買われたあとは、150円割れ水準まで押し戻されている。米１０年債利回りは４．２８％台から４．２５％台へと小幅に低下しているが、ドル安方向への動きは限定的。ドル指数はややドル高方向に調整されている。ユーロドルは1.0820付近を高値に1.0790近辺まで一時軟化も、その後は1.08ちょうど付近に下げ渋り。ポンドドルも同様に1.2630台から1.26手前まで下押しされたが、大台割れには至らず揉み合いに。欧州株も英ＦＴが買われる一方で、独仏指数は小幅安とまちまち。ポンド対ユーロでも方向性はみられず。米ＦＯＭＣ議事録待ちに。

　ドル円は150円付近での取引。東京昼過ぎの149.85近辺を安値に、ロンドン序盤には150.19近辺まで一時買われた。しかし、その後は再び150円付近に押し戻されており、前日ＮＹ終値を挟んだ上下動に終始している。米１０年債利回りは小幅に低下しているが、ドル円相場は方向性を示していない。

　ユーロドルは1.08付近での取引。東京昼過ぎの1.0819近辺を高値に、ロンドン朝方には1.0790近辺まで一時下落。その後は1.08付近に下げ渋っている。ユーロ円は東京時間に162円台前半で底堅く推移したあと、ロンドン朝方には162.38近辺まで買われた。しかし、その後は161.98近辺まで安値を広げている。対ポンドではユーロ相場は方向感なく小幅の振幅にとどまっている。

　ポンドドルは1.26台前半での取引。東京昼過ぎの1.2637近辺を高値に、ロンドン朝方には1.2603近辺まで安値を広げた。その後は1.26台前半で下げ一服。ポンド円は東京市場で189円台前半から後半へと小高く推移したあと、ロンドン朝方には高値を189.67近辺まで伸ばした。しかし、買いは続かず189.15近辺に安値を広げている。ユーロポンドは0.8657-67の狭いレンジ取引に終始している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明