ファストリーが決算受け大幅安 売上高見通しに失望感＝米国株個別

（NY時間09:54）（日本時間23:54）
ファストリー＜FSLY＞　17.00（-6.54　-27.78%）

　クラウドのファストリー＜FSLY＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益は予想外の小幅黒字だったものの、売上高は予想を下回った。ガイダンスも公表し、第１四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期も予想を下回る売上高見通しを示し、失望感に繋がっている模様。

　アナリストは「第４四半期の売上高と第１四半期の売上高見通しは、海外トラフィックの低迷と短期的見通しに対する保守的な見方から“軽く”見える」と述べた。また、「通期の売上高見通しは第２四半期以降の加速を想定している」とも指摘した。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：+0.01ドル（予想：-0.02ドル）
・売上高：1.38億ドル（予想：1.40億ドル）
・EBITDA（調整後）：1150万ドル
・顧客：3243

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.05～-0.09ドル（予想：-0.06ドル）
・売上高：1.31～1.35億ドル（予想：1.36億ドル）

（通期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.06～0.00（予想：-0.19ドル）
・売上高：5.80～5.90億ドル（予想：5.87億ドル）

【企業概要】
　米国内外において、アプリケーション配信用に設計されたエッジクラウドプラットフォームを運営する。クラウドコンピューティング・画像最適化・セキュリティ・エッジコンピューターテクノロジー・ストリーミングソリューションを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美