アリスタが決算受け大幅高 クラウドが引き続き好調であることを示唆=米国株個別
(NY時間10:21)
アリスタ<ANET> 195.00(+19.28 +10.97%)
クラウドネットワーク製品開発のアリスタ・ネットワークス<ANET>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。また、第4四半期の売上高見通しも予想を上回っている。
同社のブレンナンCFOは「チームは引き続き強い規律を発揮し、サプライチェーンを正常化する一方、2023年の見通しに対する段階的な改善を実現し、現在では前年比33%超の増収を見込んでいる」と述べた。
アナリストからも前向きなコメントが聞かれ、「今回の数字はクラウドが引き続き好調であることを示唆している」と述べている。「これまでバリュエーションに敏感であったため同社株を傍観していたが、現在では、同社が人工知能(AI)ネットワーキングのイーサネットへの最終的な移行を実現する最良の方法であると見ている」と述べた。イーサネットは有線接続する際の通信規格の1つ。
同アナリストは目標株価を従来の185ドルから220ドルに引き上げている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.83ドル(予想:1.57ドル)
・売上高:15.1億ドル(予想:14.8億ドル)
製品:12.9億ドル(予想:12.8億ドル)
サービス:2.24億ドル(予想:2.00億ドル)
・粗利益率(調整後):61.3%
・営業利益率(調整後):46.1%(予想:41.2%)
(10-12月・第4四半期)
・売上高:14.5~15.0億ドル(予想:13.9億ドル)
・粗利益率(調整後):約62%
・営業利益率(調整後):41.0%(予想:41.2%)
【企業概要】
米国内外のIT企業・金融機関・政府機関等のデータセンター等向けに、クラウドネットワーク製品の開発・販売を行う。ネットワークアプリケーションとイーサネットスイッチング装置で構成されるシステム等を取り扱う。製品の製造は委託製造業者が行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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