テスラが逆行安 高級モデルの需要への懸念も=米国株個別
(NY時間13:24)
テスラ<TSLA> 196.31(-11.00 -5.30%)
本日のIT・ハイテク株は全体的に買い戻しが膨らんでいるものの、テスラ<TSLA>は逆行安となっている。特段の悪材料は出ていないが、パナソニック<6752>の梅田CFOが決算会見で、車載電池事業の営業赤字転落の理由について、国内工場で生産しているテスラの高級モデル向け電池の需要減によるものだと述べていた。
パナソニックの車載電池事業は3四半期ぶり赤字に転落していたが、同CFOは、米インフレ抑制法(IRA)の対象は8万ドルまでの車種となるため、対象外である高級モデルの需要が落ち込んだと説明している。国内工場では約6割の減産を余儀なくされたという。
テスラ側も価格設定を8万ドル以内に抑えるなどの対策をしており、今後回復は期待できると思うものの、米国内の工場ほど大きくは伸びないと想定して、国内工場を運営する考えを示していた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。