反落、中東情勢を背景とした供給リスクの高まりはみられず=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=83.21(-2.18 -2.55%)
ニューヨーク原油は反落。イスラエルと武装組織ハマスの衝突をきっかけとして中東情勢の緊迫感は高止まりしているものの、局所的な対立にとどまっており、供給の下振れリスクが現実となっていないことが相場を圧迫した。7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値が堅調だったことは支援要因である一方、タカ派的な米金融政策が続くことを連想させた。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。
時間外取引で12月限は下落。通常取引開始を控えて82.56ドルまで下げたが、その後は下げが一服した。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。