ハマス戦闘員、奇襲攻撃前にイランで訓練

　ハマスが１０月７日にイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けるまでの数週間に渡り、ハマス戦闘員がイランで専門的な戦闘訓練を受けていた。ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が関係者の話として伝えた。

　ハマスと同盟組織であるパレスチナの過激派「イスラム聖戦（ＰＩＪ）」の戦闘員約５００人が９月に訓練に参加した。訓練を指揮したのは、イラン革命防衛隊の対外部門「コッズ部隊」の将校たちだったという。

　戦闘訓練には、パレスチナ高官のほか、コッズ部隊のエスマイル・ガーニ司令官も参加していた。

　米当局者によると、イラン政府は定期的に国内外で武装勢力を訓練してきた。だが、今回の奇襲攻撃に備えて特別に訓練を行ったことを示唆する情報は、当局者および関係者は確認していないという。