ダウ先物は軟調 9月に入っても軟調な推移が続く アップルは時間外で小幅高=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:55)
ダウ先物 34516(-12.00 -0.03%)
S&P500 4455.00(-1.25 -0.03%)
ナスダック100先物 15275.75(-6.50 -0.04%)
米株価指数先物市場でダウ、ナスダック100とも軟調に推移している。米株式市場は伸び悩むバリュエーションへの懸念の高まりと、強い米経済指標が逆にFRBのタカ派的な反応を促すのではないかという懸念の中で、9月に入っても軟調な推移が続いている。今週の米株式市場はダウとS&P500がそれぞれ約1%、1.4%下落。ナスダックは2%下落している。
投資家は、原油価格上昇やインフレ長期化によってFRBが利上げを継続するのではないかという懸念と、堅調な米経済指標を比較検討している。
そのような中で、一部のストラテジストからは悲観的な見方も聞かれる。「以前よりも、市場はもう少し持ちこたえられると考えている。しかし、基本的な見方は変えておらず、現行水準からの下振れリスクを引き続き見込んでいる。特に、米国のバリュエーションはIT・ハイテク大手7銘柄を除いたとしても、ファンダメンタルズに比べて高い」と指摘した。
また、別のストラテジストからは「長期金利上昇の脅威が高まっており、米経済のソフトランディングの見通しが後退。今後2カ月間は株安を招く可能性が高い」との見方も出ている。
FRBの追加利上げについて短期金融市場では、今月のFOMCは据え置きが確実視されているものの、11月の利上げを約2分の1の確率で見ている状況。
なお、アップル<AAPL>は時間外で小幅高で推移している。
(NY時間09:05) 時間外
アップル<AAPL> 178.30(+0.74 +0.42%)
マイクロソフト<MSFT> 329.73(-0.18 -0.05%)
アマゾン<AMZN> 137.26(-0.59 -0.43%)
アルファベット<GOOG> 136.45(+0.25 +0.18%)
テスラ<TSLA> 252.20(+0.71 +0.28%)
メタ・プラットフォームズ<META> 300.53(+1.86 +0.62%)
AMD<AMD> 106.80(+0.21 +0.20%)
エヌビディア<NVDA> 461.32(-1.09 -0.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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