クアルコムが下落 中国での騒乱で株価は最悪の状況=米国株個別
スマホ用チップのクアルコム<QCOM>が下落しており、IT・ハイテク株を圧迫している。中国での騒乱により重要な市場での売上げが脅かされ、ここ1カ月で株価は最悪の下落に見舞われている。
同社のリスクは複数の局面で生じているという。アップル<AAPL>のアイフォーンが中国で政府機関や国営企業からの使用禁止措置の拡大に直面。同社はアイフォーンのモデムチップの最大手のベンダーとなっている。
また、米議員たちはファーウェイサプライヤーを精査しており、米国への輸出をすべて停止するよう求める声も出ている。同社はファーウェイに旧世代の4Gチップを提供。
香港を含む中国は同社の売上げの約3分の2を占めており、投資家は同市場の動向を注視している。
(NY時間14:30)
クアルコム<QCOM> 106.30(-8.38 -7.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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