ダウ先物、ナスダック100とも小幅高の展開=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:55)
ダウ先物 34874(+53.00 +0.15%)
S&P500 4435.75(+15.75 +0.35%)
ナスダック100先物 15010.25(+68.00 +0.45%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小幅高の展開が見られている。前日のFOMC議事録を受けて米株式市場は、FRBの追加利上げの可能性を改めて意識させられた。議事録では「インフレリスクは一段の引き締めを必要とする可能性」と言及し、追加利上げの可能性を示唆していた。
市場は現在のところ、9月FOMCは据え置きを確実視しているものの、年内の11月か12月で追加利上げを見込んでいる。8月に入って勢いを失っている米株式市場にとって、前日のFOMC議事録はさらに売りの理由を与えたようだ。
一部からは「8月は冴えない展開が続いており、バリュエーションも高値から下落しつつある。市場もセクターも勢いを失っているが、その分、バリュエーションも適正化しつつある」といった声も出ている。
取引開始前にウォルマート<WMT>が決算を発表し、時間外で株価は小高く推移している。食料品の売上げが引き続き好調に推移し、予想を上回る決算を発表していた。今回の決算シーズンでの小売りの反応は良好なようだ。
また、シスコシステムズ<CSCO>が前日引け後に決算を発表。2024年度通期の売上高見通しが予想を下回り、顧客の支出鈍化への懸念を示していたが、ロビンスCEOが投資家に対し「市場シェア拡大と売上高の増加で成長鈍化を乗り切れる」との見通しを示し、生成AI(人工知能)の急成長を好機にしていると語っていたことが好感され、株価は時間外で上昇。ただ、AIについては業績への本格的な寄与は2025年度との指摘も出ている。
本日は引け後にアプライド<AMAT>が発表を予定している。
(NY時間09:05) 時間外
アップル<AAPL> 176.84(+0.27 +0.15%)
マイクロソフト<MSFT> 320.69(+0.29 +0.09%)
アマゾン<AMZN> 136.29(+1.22 +0.90%)
アルファベット<GOOG> 129.75(+0.64 +0.50%)
テスラ<TSLA> 226.73(+1.13 +0.50%)
メタ・プラットフォームズ<META> 294.13(-0.16 -0.05%)
AMD<AMD> 107.74(+0.55 +0.51%)
エヌビディア<NVDA> 439.50(+4.64 +1.07%)
ウォルマート<WMT> 160.30(+1.04 +0.65%)
シスコシステムズ<CSCO> 54.00(+1.04 +1.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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