TIが決算受け時間外で下落 需要低迷から見通しを保守的に見積もる=米国株個別
テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第3四半期のガイダンスでは、売上高見通しが予想範囲内だったほか、1株利益の見通しは予想を下回った。
イランCEOは声明で「前期と同様に自動車を除くすべての最終市場で低調だった。過去12カ月間、研究開発費と販管費に36億ドル、設備投資に42億ドルを投資した」と述べている。
主要エレクトロニクス製品の需要低迷が長引いていることから、同社は第3四半期の業績見通しを保守的に見積もった。また、同社は他の半導体メーカーと同様に工場新設を進めているが、そのことが短期的には業績の足かせとなっており、経営陣は、新設工場への支出増が操業開始までの収益性を圧迫すると述べている。
株価は時間外で下落。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.87ドル(予想:1.77ドル)
・売上高:45.3億ドル(予想:43.5億ドル)
アナログ:32.8億ドル(予想:33.2億ドル)
エンベデッド・プロセッシング:8.94億ドル(予想:8.21億ドル)
その他:3.59億ドル(予想:2.87億ドル
・設備投資:14.5億ドル(予想:10.2億ドル)
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.68~1.92ドル(予想:1.90ドル)
・売上高:43.6~47.4億ドル(予想:45.9億ドル)
(NY時間17:19)時間外
テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN> 180.25(-5.83 -3.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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