反発、中国の景気対策や米利上げ打ち止めを期待=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=75.66(+1.58 +2.11%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.58から1.60ドル高。その他の限月は0.52から1.53ドル高。
中国国家発展改革委員会(NDRC)の当局者が国内消費の弱さに言及しつつ、消費を回復・拡大させるための政策を遅滞なく展開すると述べたことが中国の景気懸念を後退させ、相場を支えた。米金融当局者は年内2回の追加利上げを示唆している一方、最近の米インフレ指標が鈍化していることを受けて、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ打ち止め期待が高まっていることも支援要因となった。金利負担の拡大は重しだが極端な景気悪化を回避し、経済が軟着陸するとの見方が強まっている。
時間外取引で9月限はしっかりと推移しつつも、前日終値付近で上値は伸びず。ただ、通常取引開始後は買いが強まり76.00ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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