反発、最終的な米政策金利水準への接近を意識=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=72.53(+1.34 +1.88%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.34ドル高。その他の限月は0.04~1.34ドル高。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の証言から最終的な金利水準に接近していることが示唆され、ドル安に振れたことが買い手がかりとなった。パウエルFRB議長は目標を達成する金利水準は不明としながらも、「金利は年末までに幾分高くなると当局者はみている」、「もっと緩やかなペースで金利を上げるのが理に適っている公算」と述べ、目標に向けて利上げペースが一段と鈍化していくこととの認識を示した。とうもろこし価格が急伸しており、バイオ燃料の混合率低下が石油需要を押し上げる可能性があることも支援要因。
時間外取引で8月限は前日終値付近で推移し、方向感は限定的だった。ただ、通常取引開始後は買いが優勢となり72.72ドルまで上げた。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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