ブリンケン米国務長官、中国とオープンで権限のあるコミュニケーションを確立したい

　週末にブリンケン米国務長官が中国を訪問するが、米国の懸念について率直に対話し、経済の安定や気候変動などの世界的な問題で米中が協力しうる分野を探るため、オープンで権限のあるコミュニケーションを確立したいと述べた。

　長官は、今回の訪中は米中間の対立が公然の紛争に発展しないようにするためのバイデン政権の取り組みの一環であると述べている。ブリンケン長官の訪中は２月に米領土上空で発見された中国のスパイ気球の疑惑を巡る緊張の中で延期となっていた。
　
　なお、米政府関係者はこれまで、今回の訪中によって両国の関係が大きく進展することは期待できないと述べてきた。