ダウ平均は小幅高で推移 3週連続の週足陽線引けの気配=米国株前半
NY株式16日(NY時間12:56)
ダウ平均 34477.65(+69.59 +0.20%)
ナスダック 13793.09(+10.27 +0.07%)
CME日経平均先物 33925(大証終比:+275 +0.81%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高で推移している一方、ナスダックも横ばいで推移している。今週はFOMCなど重要イベントが目白押しだったが、米株式市場の楽観的な雰囲気が確認され、ダウ平均は3週連続の週足陽線で、年初来高値を更新して今週を終了しそうな気配となっている。
FRBは今週のFOMCでこれまで10回連続で実施して来た利上げを停止した。株式市場が望んでいたことを実現した格好だが、FRBは年内にあと2回の追加利上げを行うことを示唆している。市場からはタカ派なサプライズではあったものの、利上げサイクルの終了近しという楽観的なムードに変化は与えなかった。むしろ、ソフトランディングへの期待が高まっている。投資家たちはこの動きが持続可能なのかと、様々な理由を探しているといった声も出ている。
本日はオプションのまとまった期日到来が予定されており、ボラティリティと出来高が高まる可能性が指摘されていた。市場の予測によると、株式や株価指数に関連した約4.2兆ドルの取引が満期を迎える予定。しかし、いまのところは、波乱は出ていない。
アドビ<ADBE>が決算を受け上昇。前日引け後に3-5月期決算(第2四半期)を発表し、生成AI機能が同社のソフトウェアの需要を喚起するという楽観的な見方から、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。
米大手証券のアナリストが米半導体セクターのトップピック銘柄を従来のAMD<AMD>からエヌビディア<NVDA>に変更した。目標株価も従来の450ドルから500ドルに引き上げた。一方、AMDの目標株価も97ドルから138ドルに引き上げている。両銘柄とも投資判断は「買い」に据え置き。
アドビ<ADBE> 505.96(+15.05 +3.07%)
アップル<AAPL> 185.93(-0.09 -0.05%)
マイクロソフト<MSFT> 346.75(-1.35 -0.39%)
アマゾン<AMZN> 126.73(-0.39 -0.30%)
アルファベットC<GOOG> 125.60(-0.19 -0.15%)
テスラ<TSLA> 260.84(+4.94 +1.93%)
メタ・プラットフォームズ<META> 287.42(+5.59 +1.98%)
AMD<AMD> 121.26(-2.98 -2.40%)
エヌビディア<NVDA> 434.74(+8.21 +1.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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