ノードストロムは好決算も下げに転じる 下期の売上高の伸びに確信を持てないとの声も=米国株個別
百貨店のノードストロム<JWN>が前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益は予想を上回る見通しを維持した。
ポジティブな決算で株価も上昇して始まったものの、直ぐに戻り売りに押され、下げに転じている。一部のアナリストからは、「個人消費の環境が弱まることが予想される中、下期の売上高の伸び率が1桁台前半であることに自信を持てない」といった声も聞かれる。
「消費者がオンラインショップやTJX<TJX>のようなコストパフォーマンスの高い小売業者、ブランドの直営店やウェブサイトへ移行することによる同社の売上高に与える圧力を、市場は過小評価していると引き続き考えている」という。
(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.07ドル(予想:-0.13ドル)
・売上高:31.8億ドル(予想:31.2億ドル)
・粗利益率:33.8%(予想:32.0%)
・EBITDA:1.77億ドル(予想:1.50億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.80~2.20ドル(予想:1.89ドル)
・売上高:-4~-6%
・EBITマージン:3.7~4.2%
(NY時間10:46)
ノードストロム<JWN> 15.15(-0.15 -0.98%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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