ダウ先物は91ドル安 明日の米CPI待ちの中、債務上限問題や中国の輸入減が重石に=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:51)
ダウ先物 33594(-91.00 -0.27%)
S&P500 4136.75(-16.00 -0.39%)
ナスダック100先物 13280.00(-72.25 -0.54%)
米株価指数先物市場でダウ先物は下落。きょうは米地銀株の買い戻しが一服していることや、取引開始前までに発表になった決算への反応が冴えないことから売りが先行している。この日発表になった中国の貿易統計で輸入が前年比で減少していたことも重石となっている模様。
市場は明日の米消費者物価指数(CPI)や米債務上限問題の動向に注目している。米CPIについて現在の予想では、総合指数とコア指数とも、前回同様に高水準での推移が続くと見られている。市場では先週のFOMCを受けて、FRBの利上げ停止および年内の利下げ期待が台頭しているが、その見方を裏付ける内容となるか注目される。
一方、米債務上限問題に関しては、本日の夕方にバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が会談を行う。共和党が過半数を占める米下院では、4.5兆ドルの歳出削減を条件に最大1.5兆ドルの債務上限を引き上げる法案を可決している。ただ、民主党およびバイデン大統領は反対の意向を示しており、双方の溝は埋まらず、進展はないと見られている。
イエレン米財務長官は債務上限引き上げに失敗すれば経済の大惨事に繋がると述べていた。早ければ6月1日にも資金枯渇のおそれがあるとも警告している。
(NY時間09:01) 時間外
アップル<AAPL> 172.55(-0.95 -0.55%)
マイクロソフト<MSFT> 306.72(-1.93 -0.63%)
アマゾン<AMZN> 105.33(-0.50 -0.47%)
アルファベット<GOOG> 108.68(+0.44 +0.41%)
テスラ<TSLA> 169.75(-2.04 -1.19%)
メタ・プラットフォームズ<META> 231.50(-1.77 -0.76%)
AMD<AMD> 95.01(-0.03 -0.03%)
エヌビディア<NVDA> 288.80(-2.71 -0.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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