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ダウ平均は4日続伸 全体的に様子見が強く、次の展開をうかがう雰囲気=米国株概況

株式 

NY株式11日(NY時間16:20)
ダウ平均   33684.79(+98.27 +0.29%)
S&P500    4108.94(-0.17 0.00%)
ナスダック   12031.88(-52.48 -0.43%)
CME日経平均先物 28110(大証終比:+170 +0.61%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸。IT・ハイテク株は上値の重い展開が続いているものの、その他のセクターは底堅く推移した。前日は先週の米雇用統計を受けて下げて始まったものの、後半にかけて切り返す展開となっていた。米雇用統計がFRBの5月FOMCでの利上げを正当化する内容となったことが株式市場を一時的に圧迫していたようだ。

 ただ、全体的に様子見気分が強く、次の展開をうかがう雰囲気となっている。目先は明日の米消費者物価指数(CPI)や今週末の米大手銀を皮切りに始まる1-3月期の決算への反応待ちといったところのようだ。

 明日の米CPI高インフレの粘着性を示唆するようであれば、FRBが否定している年内利下げ期待が後退し、利上げを停止したとしても、しばらく高金利の状態が継続されるとの観測が市場に高まりそうだ。株式市場にとってはネガティブな内容。

 また、1-3月期の決算については、パンデミック以来の最悪の決算になるとの予想もある。週末の大手銀に関しては、銀行問題の影響と景気の先行き不透明感に対して、どのようなコメントを発してくるか注目される。

 市場からは「今回の米CPIは重要な数字で、FRBが利上げに踏み切るかどうかを決定するデータの1つだ。市場にとっての大きなリスクは、このデータがFRBのシナリオを打ち砕き、IT・ハイテク株や金融株が打撃を受けることだろう」といった声が聞かれた。

 また、「ファンド勢は、経済指標や企業業績の悪化が予想される中で、市場の軌道修正を予想して、米国株に対する弱気な投資を再開している」といった声も出ている。前日発表の米商品先物取引委員会(CFTC)のデータでは、投機筋のS&P500株価指数Eミニ先物の売り越しは4日時点で2011年11月以来最大の弱気ポジションとなっていた。

 仮想通貨関連株が上昇。仮想通貨市場でビットコインが3万ドルを突破した。この水準を回復したのは2022年6月以来で、年初からの上昇率は80%を超えている。

 高速コンテンツ配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。

 米中古車販売のカーマックス<KMX>が上昇。取引開始前に12-2月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を大きく上回った。今回の決算は同社のコスト管理が奏功していることが示されている。

 ワクチンのモデルナ<MRNA>が下落。最初の実験的なインフルエンザ予防接種が早期の成功宣言のための十分なデータを得られに至らず、データ・安全性モニタリング委員会(DSMB)が有効性追跡調査の継続を推奨したことが嫌気されている。

 体重管理プログラムを手掛けるWWインターナショナル<WW>が急伸。同社による、テレヘルスのプラットフォーム「シーケンス」の運営元ウィークエンド・ヘルス社の買収完了を受けて、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価も従来の3.80ドルから13ドルに引き上げている。前日終値よりも3倍以上高い水準。

 医療用大麻のティルレイ・ブランズ<TLRY>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高が予想を下回った。EBITDAも予想を下回り、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想外の赤字となっている。

 通信機器のアドトラン<ADTN>が大幅安。1-3月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、顧客の在庫調整により、売上高が従来のガイダンスを下回る見通しを示した。

 高速コンテンツ配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズ<AKAM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。ただ、目標株価は従来の93ドルを維持。

 ワクチンのモデルナ<MRNA>が下落。最初の実験的なインフルエンザ予防接種が早期の成功宣言のための十分なデータを得られに至らず、データ・安全性モニタリング委員会(DSMB)が有効性追跡調査の継続を推奨したことが嫌気されている。

 フィンテックのレンディングクラブ<LC>が上昇。アナリストが「買い」でカバレッジを開始した。目標株価は11ドルと前日終値よりも60%高い水準を設定している。

 家電メーカーのワールプール<WHR>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を160ドルに設定した。

 空調機器メーカーのキャリア・グローバル<CARR>が上昇。同社が、ファイヤー&セキュリティ部門を売却または分離する計画に取り組んでいると伝わった。

米消費者物価指数(3月)12日21:30
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 5.2% 前回 6.0%(前年比) 
予想 0.4% 前回 0.5%(コア・前月比)
予想 5.6% 前回 5.5%(コア・前年比)

ティルレイ<TLRY> 2.52(-0.22 -8.03%)
アカマイ<AKAM> 80.72(+2.49 +3.18%)
カーマックス<KMX> 72.21(+6.35 +9.64%)
アドトラン<ADTN> 11.51(-3.60 -23.83%)
ワールプール<WHR> 134.02(+4.94 +3.83%)
モデルナ<MRNA> 155.25(-4.90 -3.06%)
レンディングクラブ<LC> 7.15(+0.29 +4.23%)
キャリア・グローバル<CARR> 43.52(+1.22 +2.88%)
WWインター<WW> 6.55(+2.43 +58.98%)

コインベース<COIN> 70.19(+4.06 +6.14%)
マラソン・デジタル<MARA> 10.23(+1.13 +12.42%)
ライオット<RIOT> 12.38(+1.80 +17.01%)
マイクロストラテジー<MSTR> 332.35(+19.57 +6.26%)

アップル<AAPL> 160.80(-1.23 -0.76%)
マイクロソフト<MSFT> 282.83(-6.56 -2.27%)
アマゾン<AMZN> 99.92(-2.25 -2.20%)
アルファベットC<GOOG> 106.12(-0.83 -0.78%)
テスラ<TSLA> 186.79(+2.28 +1.24%)
メタ・プラットフォームズ<META> 213.85(-0.90 -0.42%)
AMD<AMD> 94.03(-1.45 -1.52%)
エヌビディア<NVDA> 271.69(-4.10 -1.49%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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