アプライドが上昇 「センチュラ・スカルプタ」に期待も=米国株個別
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が上昇。人工知能(AI)タスクを処理できる超高性能半導体をより安価に生産するためのチップ製造装置の販売を開始した。同社の「センチュラ・スカルプタ」は、いわゆるパターン形成システムで、顧客はリソグラフィ(光を使ってシリコンに線を焼き付ける工程)にかける時間を短縮することができる。
同社は「リソグラフィはますます複雑で高価になっており、この新しいアプローチはチップ生産の合理化と無駄の低減に役立つ」と述べた。
この分野はオランダのASML<ASML>が独占しているが、その地位を脅かす恐れがあるとの評価も出ている。同社はASMLに直接挑戦するわけではないが、チップ製造の方法が今後見直される可能性があるという。
(NY時間10:32)
アプライド<AMAT> 117.08(+5.01 +4.47%)
ASML<ASML> 621.61(-10.47 -1.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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