米中西部に冬の嵐接近、爆弾低気圧に発達も=米国株
発達した低気圧が米中西部や北東部に向かって進んでおり、週末のクリスマスを前に多くの旅行者に影響が及ぶ恐れが出ている。冬の嵐をもたらすこの低気圧は今後さらに発達して爆弾低気圧となる可能性もあり、大雪や強風が警戒される。
米気象庁(NWS)によると、米国における空路の主要拠点の1つであるシカゴでは積雪量が5インチ(約13Cm)に留まるものの、強風のため体感温度がセ氏マイナス37度となる恐れがあるという。
ユナイテッド航空<UAL>やデルタ航空<DAL>、アメリカン航空<AAL>など航空各社は、旅行者が手数料なしで予約を変更できるよう既に措置を講じている。一方、全米自動車協会(AAA)によれば、23日から来年1月2日までに推定で約1億1270万人が80km以上の長距離を移動すると見込まれている。
米気象予報センターは「この低気圧により全米の3分の2を超える地域が何らかの影響を受ける」と警告。低気圧が東に向かって進むにつれてさらに発達し、爆弾低気圧の定義に当てはまる状態になるのは確実だと予想した。中心気圧が24時間で24ヘクトパスカル以上低下した場合、爆弾低気圧と呼ばれる。
この低気圧の後には強い寒気が流れ込み、米東部の3分の2の地域で気温が急激に低下する見込み。この寒気は南部テキサス州やフロリダ州中部にまで達すると予想されている。ニューヨークなど北東部の大都市では、雪ではなく雨と強風が予想されている。
(NY時間11:26)
デルタ航空<DAL> 33.87(+0.97 +2.94%)
ユナイテッド航空<UAL> 39.23(+0.68 +1.76%)
アメリカン航空<AAL> 13.07(+0.54 +4.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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