【新興国通貨】中南米市場でもドル売り優勢=メキシコペソ
【新興国通貨】中南米市場でもドル売り優勢=メキシコペソ
7日の中南米市場でもドル売りが優勢となった。日本時間早朝に3会合連続での金利据え置きを発表したブラジルレアルが対ドルでの買いを主導した。インフレがある程度収まる中、より緩和的な方向にかじを切りに行くタイミングを市場は意識しているが、ブラジルはルラ新大統領による財政支出拡大姿勢を受けて、今後の不透明感が広がっており、当面の据え置きを意識させる形となっている。
メキシコペソでもドル売りペソ買いの動きとなった。来週のメキシコ中銀政策金利発表などが意識されている。前回会合後、中銀副総裁などから利上げペースの減速見通しが示されている。昨日はドル全面安基調もあり、ドルペソはロンドン朝の1ドル=19.83ペソ台から19.62ペソ台へ下げている。ペソ円はドル円の下げもあって8円97銭台から91銭台へ下げたが、NY/中南米市場午後に入ってペソ買いの動きが優勢となり8円95銭近くまで上昇。
MXNJPY 8.944
執筆者 : MINKABU PRESS
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