アップスタートが決算受け大幅安 目標株価引き下げも相次ぐ=米国株個別
フィンテックのアップスタート<UPST>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、経常収益が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。第4四半期のガイダンスについても、予想を下回る経常収益の見通しを示したほか、EBITDAは予想外の赤字を見込んでいる。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いだ。「マクロ環境の逆風、クレジット市場の警戒、高金利、消費者リスクの増加などを考慮すると、23年度の潜在的な業績への圧力の範囲は依然として広大。マクロ環境に安定の兆しがないことから、同社のファンダメンタルズには課題があり、保有するには難しい銘柄だ」との評価も出ている。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.24ドル(予想:-0.08ドル)
・経常収益:1.57億ドル(予想:1.69億ドル)
・貢献利益:9600万ドル(予想:9840万ドル)
・EBITDA(調整後):-1440万ドル(予想:+27万ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・経常収益:1.25~1.45億ドル(予想:1.88億ドル)
・EBITDA(調整後):-3500万ドル(予想:+1340万ドル)
(NY時間10:18)
アップスタート<UPST> 16.23(-2.81 -14.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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