ゴールドマンが決算受け上昇 トレーディング部門が好調=米国株個別
ゴールドマン<GS>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、トレーディング部門が好調で、全体の経常収益が予想を上回った。1株利益も予想を上回っている。トレーディング部門は債券・為替・商品(FICC)が好調。株式部門は予想範囲内となった。一方、投資銀行部門は冴えない内容。
同銀はすでに伝わっているように、3つの新たな事業部門に再編される。第1が投資銀行とトレーディング部門、第2が資産・ウェルスマネジメント部門、そして、第3はトランザクションバンキングと金融工学プラットフォーム部門に分かれる。
同銀のソロモンCEOはインタビューで、「オペレーティング環境は厳しく、予測も不確実だが、M&Aは比較的堅調だった。組織を再編するが、同銀のファンダメンタルズはこれまでと変わらない」と述べていた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):8.25ドル(予想:7.75ドル)
・経常収益(調整後):119.8億ドル(予想:114.3億ドル)
トレーディング:62.0億ドル(予想:56.9億ドル)
FICC:35.3億ドル(予想:30.4億ドル)
株式:26.8億ドル(26.5億ドル)
投資銀行:15.4億ドル(予想:16.3億ドル)
純受取利息(NII)20.4億ドル(予想:20.5億ドル)
・年率ROE:11%(予想:10.5%)
・運用資産(AUM)2.43兆ドル(予想:2.50兆ドル)
・貸倒引当金:5.15億ドル(予想:5.90ドル)
・融資:1770億ドル(予想:1760.7億ドル)
(NY時間09:37)
ゴールドマン<GS> 323.12(+16.41 +5.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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