ドル円は高値圏もみ合い、この後の米雇用統計待ち=東京為替概況
この後21時半に発表される米雇用統計を前に、市場は様子見ムードの強い展開となった。
昨日の海外市場で、米株の下げを受けたリスク警戒のドル買いと、ウォラー米FRB理事をはじめとするFRB関係者のタカ派発言を受けたドル買いに、145円台にしっかり乗せたドル円は、145円ばさみでの推移。NY市場夕方から東京早朝にかけての時間帯に付けた145円14銭を高値に、調整が入っても144円85銭までと、上下とも動きが出ず、ドル高圏もみ合いとなった。
昨日の海外市場で0.99台から0.97台まで下げたユーロドルは、0.98ちょうどを挟んでの推移。0.9787から0.9812と、こちらもドル高圏でのレンジ取引に終始している。
この後の米雇用統計は、関連指標がまちまちで読みにくいところもあり、発表まで積極的な動きを控えたいとの思惑も。
クロス円も目立った方向性を見せず。昨日大きく下げたユーロ円は142円を挟んでの推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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