ブロードコムが下落 幹部のクラウズ氏が７月１５日付で退任へ＝米国株個別

　半導体のブロードコム＜AVGO＞が下落。取引開始前に幹部のクラウズ氏が７月１５日付で退任し、他の非公開企業に移籍すると発表した。同社のタンＣＥＯがクラウズ氏の職責を引き継ぐとしている。

　同社はＶＭウェア＜VMW＞を６１０億ドルで買収しようと試みているが、クラウズ氏はタンＣＥＯと共に交渉責任者の１人となっていた。クラウズ氏は２０１２年にブロードコムに入社し、２０１６年にＣＦＯに就任。２０２０年以降は、６つのソフトウェア部門を統括していた。

　アナリストからは「ＶＭウェアの買収発表からすると驚きであるが、現時点では退任を買収自体の問題に帰するのはやや懐疑的」だという。一方、「今回の発表により、タンＣＥＯがすぐにどこかに行ってしまう可能性も低くなるはずだ」とも付け加えた。

（NY時間13:58）
ブロードコム＜AVGO＞　488.43（-10.26　-2.06%）
ＶＭウェア＜VMW＞　112.46（-1.14　-1.00%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美