円安の動き優勢に=東京為替概況
円安の動き優勢に=東京為替概況
週明けの東京市場はドル高円安の動きが優勢に。前週末に米雇用統計の好結果もあり、136円台に乗せて引けたドル円。前週末終値前後でスタートした後、136円ちょうど前後でのもみ合いを経て円売りの動きに。日経平均が寄り付きからしっかり。週末の参議院選挙で与党が大勝したことを好感した株高が、リスク選好の円売りを誘った。海外勢を中心に日本の国民は円安進行の現状を肯定しているという見方が広がったとの見方も。
137円台に乗せてストップロスを巻き込んで137円20銭台まで上昇した後は、動きが一服も、137円ちょうどを挟んでの推移と高値圏でもみあいに。午後は目立った方向性を見せずとなった。
ユーロドルは先週末に1.00台まで一時下落。その後1.02近くまで買い戻されて週の取引を終えた。週明けも同水準でスタートとなったが、その後はユーロ売りドル買いに。ドル円でのドル買いがユーロドルの重石となったことに加え、ユーロ圏の景気減速懸念などが重石となっている。
ユーロ円では円安の勢いが強く139円台に乗せる動き。先週ユーロ安の流れの中で売りが出ていた分の調整も。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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