アップスタートが大幅安 第２四半期の暫定決算が予想下回る＝米国株個別

　フィンテックのアップスタート＜UPST＞が大幅安。前日引け後に４－６月期（第２四半期）の暫定決算を公表しており、営業収益は約２．２８億ドルと予想（２．９８億ドル）を下回った。従来は２．９５－３．０５億ドルを見込み、下方修正された格好となった。最終損益も２７００－３１００万ドルの赤字と従来の０－４０００万ドルの赤字から修正している。

　営業収益は２つの要因から、ほぼ等しくマイナスの影響を受けたとしている。１つ目は金融機関や資本市場参加者のマクロ環境に対する懸念から、当社のマーケットプレイスの資金調達環境が抑制された。２つ目は、第２四半期にバランスシートのローン債権を現金化する措置をとったが、金利の急速な上昇から、マイナスの影響を受けたとしている。

　アナリストからも厳しい見方が伝わっており、今回で２四半期連続の失望的決算となり、向こう数四半期の間、ペナルティ・ボックスに入っている可能性があると指摘している。

（NY時間10:33）
アップスタート＜UPST＞　27.12（-6.62　-19.62%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美