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ダウ平均は前日付近での上下動に終始 FOMCメンバーはタカ派姿勢を堅持=米国株概況

株式 

NY株式29日(NY時間16:21)
ダウ平均   31029.31(+82.32 +0.27%)
S&P500    3818.83(-2.72 -0.07%)
ナスダック   11177.89(-3.65 -0.03%)
CME日経平均先物 26760(大証終比:+80 +0.30%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は前日付近での上下動に終始した。リセッション(景気後退)への警戒感が強まる中、市場ではFRBの利上げ期待が和らいでいる。四半期末を控えて、それが米株式市場の買い戻しを誘発していたが、複数のFOMCメンバーの発言はタカ派姿勢を堅持していることから、その上げにも一服感が出ているようだ。

 いずれも7月FOMCでの0.75%ポイントの利上げの可能性を示唆していた。また、本日はポルトガルのシントラで開催されているECBの年次フォーラムにパウエルFRB議長が出席しており、「米経済は金融引き締めに十分対応できる状況にある」と述べていた。

 市場からは、「いま、このようなネガティブな要素が一度に重なると、投資家は傍観し買い手に回ろうとはしない」といったコメントも出ていた。

 きょうもIT・ハイテク株は軟調。米大手証券のアナリストが大手IT企業全般の業績見通しを引き下げていた。マクロ環境の圧力、ドル高、企業固有の力学などを理由に挙げている。収益をオンライン広告に依存する企業の業績予想を下方修正した。インターネット・セクターは持続的な成長を続けているが、2008-09年に比べると遥かに成熟しており、同セクターのマクロ環境の圧力を相殺できる能力は、より限定的になっているという。

 半導体株が軟調。アナリストが業界の成長見通しに慎重な見方を示し、一部の銘柄については投資判断の引き下げを実施した。フィラデルフィア半導体指数(SOX)も2.5%下落。半導体の低迷は3-4年を周期に発生しており、今回もその時期が来る可能性があるという。世界的な金融引き締め、地政学リスク、消費低迷が今年後半から来年にかけての半導体需要を圧迫する可能性があるという。PCや5G携帯など消費者関連製品の短期的なリスクが、データセンターやクラウドなどの需要が堅調な分野に波及するリスクがあるとしている。ただ、こうしたリスクにもかかわらず、株価については、第3四半期の後半までに底を打つ可能性があるとも指摘した。

 仮想通貨市場でビットコインが再び、一時2万ドルを割り込んでおり、それを受けて米株式市場でも関連株が下落。英領バージン諸島の裁判所が経営難に陥っている仮想通貨ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタルに清算を命じたと伝わっている。その余波が仮想通貨の売りに繋がっている模様。

 クルーズのカーニバル<CCL>が大幅安。アナリストが、需要への新たなショックが発生した場合、同社株はバリュエーションをすべて失う可能性があると警告した。

 フィンテックのアップスタート<UPST>が大幅安。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の88ドルから19ドルに引き下げた。

 オンライン教育サービスの2U<TWOU>が大幅高。インドでオンライン教育事業を展開してるバイジューズが同社に対して買収案を提示していると報じられた。

 家庭用品販売のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>が大幅安。取引開始前に3-5月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。同社はまた、トリットンCEOの退任を発表。暫定CEOに取締役のゴーブ氏を就任させる人事を発表した。

 加工食品のゼネラルミルズ<GIS>が上昇。取引開始前に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。米国での販売が好調だった。通期のガイダンスも公表しており、中核売上高は予想を上回る見通しを示した。

 再生可能エネルギーのオーマット・テクノロジー<ORA>と教育サービスのストライド<LRN>がともに上昇。S&Pの株価指数への採用が決定したとのニュースを好感している。S&Pダウジョーンズ・インディシズによると、オーマットは7月5日の取引開始前にS&P中型株400に採用、ストライド<LRN>も同日にS&P小型株600に採用される予定。

カーニバル<CCL> 8.87(-1.46 -14.13%)
アップスタート<UPST> 32.19(-3.66 -10.21%)
2U<TWOU> 10.92(+1.62 +17.42%)
ベッド・バス<BBBY> 4.99(-1.54 -23.58%)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 74.72(+4.46 +6.35%)

ストライド<LRN> 41.31(+3.54 +9.37%)
オーマット<ORA> 76.58(+4.29 +5.93%)

インテル<INTC> 37.29(-0.49 -1.30%)
マイクロン・テクノロジー<MU> 56.02(-1.84 -3.18%)

アップル<AAPL> 139.23(+1.79 +1.30%)
マイクロソフト<MSFT> 260.26(+3.78 +1.47%)
アマゾン<AMZN> 108.92(+1.52 +1.42%)
アルファベットC<GOOG> 2245.13(-6.30 -0.28%)
テスラ<TSLA> 685.47(-12.52 -1.79%)
メタ・プラットフォームズ<META> 163.94(+3.26 +2.03%)
AMD<AMD> 77.99(-2.79 -3.45%)
エヌビディア<NVDA> 155.42(-4.40 -2.75%)
ツイッター<TWTR> 37.80(-0.99 -2.55%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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