ドル円は午前中に値を落とす動き、その後買い戻しが入る=東京為替概況
ドル円は午前中に値を落とす動き、その後買い戻しが入る=東京為替概況
週明けのドル円は午前中にやや軟調な動きを見せ、135円10銭台から134円50銭台まで値を落とした。先週後半から強まっている米国のリセッション懸念が重石に。米株先物時間外取引が朝方軟調に推移したことも、市場の警戒感を誘った。
もっとも下げ一服後は買い戻しが入るなど、ドル安円高の動きは限定的に。日経平均が朝から堅調、その後上げ幅を広げる展開となったことや、朝方値を落とした米株先物時間外取引に買い戻しが入りプラス圏を付けたこと、米債利回りがしっかりの展開となっていることなどがドルの買い戻しを誘った。135円手前までの買い戻しに留まるなど、上値の重さが意識される展開も、下値もしっかり。
ユーロドルは1.05台後半での推移に。朝方のドル安進行で1.0580手前まで上昇したが、上値追いの勢いはなく、その後はもみ合いに。
ユーロ円は朝方いったん買いが入る場面も、その後ドル円の下げなどに値を落とした。143円ちょうど手前までの上昇から142円00銭台まで下げるなど、円買いの動きに。米リセッション懸念が円買いとなっていることに加え、先週の欧州PMIの弱さへの警戒感も。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。