ドル円高値を更新、調整も限定的でドル高円安基調継続へ=東京為替概況
ドル円高値を更新、調整も限定的でドル高円安基調継続へ=東京為替概況
8日の東京市場でドル円は上昇基調を継続。昨日はロンドン市場午前に133円ちょうど前後まで上昇。その後少し調整が入ってもみ合いとなった後、NY市場では米債利回りの低下を受けたドル売りが強まり、一時132円30銭台まで調整が進んだ。ただ、NY夕方からは再び堅調な地合いを見せ、東京朝もしっかりの展開に。133円台にしっかり乗せると、ストップロス注文を巻き込む形で133円20銭前後まで一気に上昇した。
その後は132円90銭割れまですぐに調整が入るも133円10銭台に切り返すなど、不安定な動き。昼頃にかけて調整の動きも132円90銭台で留まると、その後再びドル高円安の流れに。東京朝の高値を超え133円29銭前後まで上値を伸ばし、その後も高値圏推移。
昨日は低下して米債利回りが上昇。ベンチマークとなる米10年債利回りが3%台を回復する中でドル買いの動きに。
クロス円もしっかり。昨日の米株高が支えとなって、日経平均は朝からしっかり。ハイテク関連の上昇で香港ハンセン指数が買われるなど、アジアの株高もリスク選好での円売りを誘い、ドル円、クロス円の支えに。
ユーロ円は昨日ロンドン市場で付けた142円00銭台を対ドルなどでのユーロ買いもあってNY夕方に超えると東京市場でもしっかり、朝方のドル円の133円20銭前後までの上昇局面で142円30銭台まで。その後ドル円の調整もあっていったん142円ちょうど前後まで調整も、ロンドン勢本格参加前の買いに142円40銭手前までと高値を更新。
昨日ロンドン市場でのドル買い局面で1.0650台まで値を落としたユーロドル1.07台を回復。NY夕方に1.0710台を付ける動き。東京朝も1.0700台でスタートとなったが、上値が重くじりじりと値を落とす動き。午後には1.0680割れを付ける場面が見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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