抗ウイルスおよびワクチン関連株が活況 「サル痘」の患者が各国に拡大=米国株個別
シガテクノロジーズ<SIGA>やエマージェント<EBS>など抗ウイルスおよびワクチン関連株がきょうも活況。先週末に急伸したシガテクノロジーズは買い先行で始まったものの、戻り売りに押されている。ただ、その他の関連銘柄は上昇。
世界保健機関(WHO)は週末に、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の患者が、これまで継続的に発生してきたアフリカ以外で、欧州と北米、オーストラリアの12カ国92人に拡大したと正式に公表した。28人が疑い例として確認中。この他にスイスと中東イスラエルの保健当局も初めて患者を確認したと発表した。
米で原因不明の子どもの急性肝炎が100人以上報告されており、米疾病対策予防センター(CDC)が子ども向けの予防接種を確実にするよう注意喚起を行っている。
WHOは、アフリカ西部や中部の流行地域に関わりのない患者が多数確認されているのは極めて異常だと指摘。今後も増えるとの見通しを示した。情報の周知や患者の発見と隔離などを急ぎ、拡大を抑え込む必要があるとした。
(NY時間10:19)
シガテクノロジーズ<SIGA> 11.29(-1.11 -8.96%)
エマージェント・バイオ<EBS> 38.03(+2.70 +7.64%)
カイメリックス<CMRX> 2.47(+0.12 +5.11%)
イノビオ<INO> 1.92(+0.04 +1.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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