ウォルマート、一部店舗でたばこ販売終了=米国株個別
ウォルマート<WMT>は、国内の一部店舗でのたばこ販売を終了した。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ウォルマートの上層部は長年にわたり、販売に関する議論を重ねてきたという。少なくともカリフォルニア、フロリダ、アーカンソー、ニューメキシコ各州の一部店舗でたばこが撤去されている。これまでたばこの販売スペースだった場所にはテイクアウト食品や菓子が置かれているほか、店舗によってはセルフレジの設置台数を増やしているという。
広報担当者によると、国内に4700余りの店舗を展開するウォルマートはスペースを効率的に使用すると決めた一部店舗でたばこを撤去している。その上で「当社は効率的に事業展開しつつ顧客のニーズに応える方法を常に模索している」と述べた。たばこの販売を継続する店舗数を明らかにすることは控えたが、販売を全面的に中止するわけではないと明らかにした。
アルトリア<MO>、フィリップ・モリス<PM>といった、たばこ株は軟調に推移しているが、アナリストからはウォルマートの動きは影響は限定的との指摘も出ている。
(NY時間10:47)
ウォルマート<WMT> 144.64(+1.19 +0.83%)
アルトリア<MO> 51.80(-1.82 -3.40%)
フィリップ・モリス<PM> 91.43(-2.02 -2.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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