ダウ平均は反落 IT・ハイテク株には買いが先行し、ナスダックは上昇=米国株序盤
NY株式28日(NY時間09:52)
ダウ平均 34746.76(-114.48 -0.33%)
ナスダック 14260.50(+91.20 +0.64%)
CME日経平均先物 27950(大証終比:+300 +1.08%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落して始まっている。ただ、米国債利回りの上昇が一服しており、IT・ハイテク株には買いが先行しており、ナスダックは上昇して始まっている。
市場ではFRBの積極利上げへの期待が高まっており、5月、6月に2回、0.50%の大幅利上げを実施するとの見方も出ている。ただ、株式市場はすでにその辺は了解しており、米国債利回りの上昇も織り込み済みとみている運用担当者が増えているとの見方も出ている。一方、景気への影響を不安視する動きが出ているものの、足元の米経済は健全な兆候が示されていることで、いまのところは安心感もあるという。
アナリストから米大手銀と消費者金融のセクター見通しを「中立」に引き下げる動きが出ている。個別にはシティグループ<C>などを格下げした。ウクライナ危機によるテールリスクの増加、2023年の収益予測の下方修正などを指摘。引当金の増加や自社株買いの減少、景気後退リスクの高まりなどの懸念事項を挙げている。ただ、きょうの銀行株はまちまちの動き。
エネルギー株が下落。原油相場が下落しており、WTIは107ドル台まで下落している。中国での感染拡大による需要への懸念、イエメンの反政府勢力がサウジアラビアに対する敵対行為の一時停止を発表などが材料視されている模様。
個別にテスラ<TSLA>が買われており、ナスダックを押し上げている。再度の株式分割を可能にする動きについて株主に承認を要請する計画だと発表。アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>が株式分割を発表している中、同社も昨年に引き続き、株式分割実施するのではとの期待を高めている。
アップル<AAPL> 174.19(-0.54 -0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 310.18(+6.50 +2.14%)
アマゾン<AMZN> 3345.34(+49.87 +1.51%)
アルファベットC<GOOG> 2828.96(-1.47 -0.05%)
テスラ<TSLA> 1071.42(+60.78 +6.01%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 222.66(+0.84 +0.38%)
AMD<AMD> 119.43(-0.24 -0.20%)
エヌビディア<NVDA> 279.00(+2.08 +0.75%)
ツイッター<TWTR> 38.98(+0.38 +0.97%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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